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書籍案内

〜まえがきより〜

 私は予備校の校長を務めながら、臨床心理士としての活動もしています。
 ですから、受験生の不安や心配事を聞いて、できるだけそれを軽くできるような話をするよう心がけています。どんな生徒にも、悩みはあるものです。

 でも、私はいつも
「大丈夫、きっと何とかなる」
 と、生徒たちの力を信じています。

 この本では、予備校校長として見てきた受験生たちの不安や悩みに対して、臨床心理士の立場から、その解決法や捉え方を述べてみました。

 大学受験を決めて勉強を始めたものの、思うようにはかどらないという受験生活の初期から、合格へと導くラストスパートまで、どんなときでも活用していただけると思います。

 そして、受験生の方はもちろん、大学受験を控えたお子さんを持つ親御さんにも参考にしていただける内容です。

 私の予備校には、一度社会に出てから再び大学を目指す生徒や、子育てをしながら看護師になるために専門学校を受験する生徒など、高校を卒業してから何年かブランクのある生徒が多く入ってきます。

 一度はあきらめた夢を、また追いたい!
 違う人生のスタートを切りたい!と考えて、この本を手に取った方もいることでしょう。

 しばらく勉強から離れていたため、本当に受験できるのだろうかという不安もあるでしょうが、そんな方の悩みもきっと解消できることと思います。

 1年という長い期間、ただひたすらに合格を目指して受験勉強を続けていくのは、とても大変なことです。しかし、その、ひたすら続けていくということが大切なのです。継続的に学習することで力がついてきますし、気持ちも安定します。
毎日少しずつ力をつけていけばいいのです。
昨日できなかったことが今日はできるようになった、今日できないことはきっと明日できるようになる、と信じて続けていくのです。

 そうやって少しずつ達成感を積み重ねていくことで、生きる力もついてくるのです。

 悩んだり、落ち込んだりすることも決して無駄なことではありません。
 悩むことも生きる力です。自分で考え、決断し、行動することは、今後の人生において、きっと役に立つことでしょう。

 受験することを迷っている方は、本書を読んで、安心して、「受験をしよう」と、思っていただけることと思います。

 そして、受験勉強をしていて不安に思ったときはいつも、この本を開いていただきたいのです。きっとどこかに、その不安を軽くするヒントがあります。この本とともに、入試までの日々を乗り切っていきましょう。

 そして、いつかきっと、あなたの手で夢をつかんでいただきたいと思っています。

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