暑中お見舞い申し上げます。
ハマヨビの平井です。
厳しい暑さが続いていますが、お変わりありませんか?
全国レベルで年々、
年内入試を希望する生徒が増えているため、
ハマヨビの教室も6月~7月はフル回転!
志望理由書や小論文の準備も進み、
着々と準備が整ってまいりました。
この時期までに準備ができると安心!
文章を書く力は、学力以上に個人差がありますが、
予備校で「書き方」のレクチャーを受けて、
「自分で書く」→「添削&個別サポート」を受けるうちに
磨かれていくんですよねぇ。
学力も、階段状にUPするというよりは、
ある日突然、
爆上がりするという生徒がほとんどなのですが、
文章力はさらにその、「一気に爆上がり感」があります。
誤解してほしくないのは、
「いきなりうまくなる」のは、
それまで地道にコツコツ練習を重ねてきたからで、
「ちょっとやってパッとできた」
ということではありません。
努力した分、都度都度成果が階段状に現れるのではなく、
蓄えて蓄えて、一気に爆上がり=結果が出る、
という意味です。
だからこそ、うれしい。
だからこそ、一過性のものではなく、一生モノの力。
7月~8月も小論文の授業が続くので、楽しみです。
◇
さて、
今日は保護者の方にはもちろん、
中高生とってもすご~く勇気づけられる本をご紹介します。
俵万智 著『生きる言葉』
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「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ
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短歌やエッセイに出てくる
息子氏とのエピソードが好きで、
今回の本もつい、
彼とのエピソードを何度も読み返してしまいました。
ちなみに冒頭の歌は、
お子さんが小学生の時に石垣島に移住した際、
「そういえば最近、全然ゲームしないね」
という万智さんの問いかけへの返答なんだとか。
うますぎる!
恐るべし、俵万智DNA。
◇
本書では、息子氏が全寮制の中高一貫校に
入学した時のエピソードに胸アツ。
12歳の子どもが親元を離れるのだから、
当然多くの生徒がホームシックになる。
中でも「一番重症だった」という息子氏。
先生が、
「何十人ものホームシックとつきあってきたけど、
それで学校を辞めた生徒は一人もいない。
みんな、そのうち慣れて、あの気持ちはなんだったのかな
っていう感じに必ずなっていくから大丈夫」
と励ますと、息子氏はしばらく考えたのち、
「そうはなりたくありません」
と言ったんだそう。
「今、自分は家に帰りたくて寂しくて辛いけど、
この気持ちは自分にとってすごく大事なものだから
忘れたくありません、という理屈らしい」
その感性、ステキすぎる。
そう思える、考えられることもすごいし、
言葉にして大人に伝えられる、
自分の気持ちをごまかさない勇敢さにしびれます。
ハッピーな状態だけでなく、
どんな状況の自分でも「大肯定」できる「ユニーク」さに
ノックアウト。