京都府立大学 文学部 進学太田くん

予備校では、いろんな人に相談していました。相談してもいいんだな、ってことを予備校生活で肌で学べた、そんな感じがします。

京都府立大学
文学部 進学
太田くん

太田くんは、少人数制に惹かれてハマヨビを選んでくれたとのこと。人数が多いと集中できないと感じていたそうですが、実際にハマヨビに1年間通ってみてどうでしたか??

かなり集中できていたと思います。生徒は多いときでも10 人くらい(だったかな?)でしたし、少ない時は2人だったので、気を抜かずに授業に参加出来ていました。ちょっとボケっとしたりすることはあったりしましたけど(笑)。あと、先生にもかなり早い段階で名前を覚えてもらえたことや、亀山先生に英語の稽古をつけてもらったことを思い出します。ほんとに、6月のような早い時期から何の気兼ねもなく質問できるような土壌が出来ていたことが、僕の学習にどれだけプラスになったかわかりません。このあたりが、少人数制でとってもよかったところですね。

 
「あなたにとって予備校生活とは?」という質問に、「人に頼ることを学びました」と書いてくれました。これは、なにかきっかけがあったのでしょうか?

センター前あたりだったと思うのですが、ふと自分がなんでハマヨビ通えてるのかな、ということを思った時があったんですね。で、それは多くの人たちが僕を支えてくれているからってことに気がついたんです。例えば両親であり、家族であり、親戚であり、友人であり、予備校のスタッフや先生たちであり……そういう人たちに支えられているんだな、と思ったんです。高校は色々疲れてしまうことがあって、人にも相談できずに折れちゃったんですね。予備校で は、色んな人に相談してました。相談してもいいんだな、ってことを予備校生活で、肌で学べた。そんな感じがします。どうもうまくまとまらないですね。うむむむ

 

予備校時代に支えになった本や映画などに 『エースをねらえ』『青春漂流』をあげてくれました。それぞれ、どのような点に共感し、支えとなったのでしょう??

『エースをねらえ』は母親に影響されて読み始めたんですが、これがなかなか面白いんです。特に僕が好きなのは、二度とテニスが出来なくなり、余命も幾許も無いことを知らされ、絶望の中に沈む宗方コーチが、そのおじいさんの説得によって立ち直るシーンです。

「解けるとも!地獄の底も極楽の天辺も同じことだ。仁、良いも悪いもないのだよ。なに事であれ事が大きければ大きいほどまたエネルギーも大きい、前向きに解決できればその人間の人生をどれほど高く押し上げてくれることか!くじけるな仁!ドン底を見たお前だからこそそこから逃げるな、ドン底を知った者こそが強いのだ!」

この祖父の説得で、宗方コーチは立ち直りました。そして、『輝くような才能を持ちながら、テニスを断念せざるを得なかった選手だからこそ教えられるコーチをする』

というように悪いと思われる条件をひっくり返してよい条件にしたのでした。僕はニートだった二年間というのはどうしようもなく悪い経験だと思ってきました。しかし、『エースをねらえ』によって、僕は悪い条件をよい条件にする術を学べたのです。二年間ニートをやっていた僕にしか出来ないことがきっとある、この漫画のおかげでそのように考えられるようになったのでした。

『青春漂流』には、色んな職業に就いた若い人たちが出てくるのです が、その人たちが、何故その職業を選んだのか? ということが書かれています。

個々の話も大変面白いのですが、僕が好きなのはエピローグ『謎の空白時代』です。……どうもうまく説明できないのですが、このエピローグと、予備校生活は、何かリンクするものがある感じがします。どうも煮詰まりません。すみません。

 
「大学に行ってよかった!」と思う瞬間に、「ベンチに腰掛けて校内の風景を見るとき」と書いてくれました。どんなことを思っているのでしょう??

昔のことを回想しつつ、大学にいることの有り難さをしみじみ感じています。 高校生活のこと、ドロップアウトしたこと、ニートだったこと、センターを受験したこと、ハマヨビを選んだこと、予備校生活のこと、受験当日のこと、後期試験に備えたこと、合格したときのこと……そういったことを思い出しています。どれか1つでも欠けていれば、自分はここにいないかもしれないなあ、なんて考えていると、自然とここまでつれてきてくれた人たちへの感謝の念が込み上げてきます。

 
受験生にとって、大学は未知の世界だと思います。 高校とは、ココが違う!ということがあれば、あるだけ教えて下さい。

自分の学びたいことが、自由に学べる点ですね。授業は自分で選択しますし、また専門科目に関係ないことでも、自分次第で勉強することができます。例えば僕は文学部の日本中国文学科に在籍していますが、英語の小説を読んだり、言語学の本を読んだり、数学を勉強してみるなど、色々やってます。
このように、誰にも指図を受けずに自分の興味の有ることを学べる点が、高校と大きく異なる点だと思っています。

 
後輩達へのメッセージに、「自分のやらなければならないことをしっかりと見据え、どう対応するのかは自分で結論を出しなさい」と書いてくれました。太田くん自身、受験生時代に様々な決断をしてきたと思います。自分で結論を出すまでに苦しかったこと、悩んだこと、不安だったこと、思い出せる範囲で構いませんので教えて下さい。

これは、言い換えるとすれば、「現実をしっかり見て、それに対応しなさい」っていうことでもあります。僕は、このことを志望校選択で痛感しました。

高校の先生に「お前名古屋大学に行けるよ」といわれてから後、ずっと行くなら名古屋大学だ!って思い続けていたんですね。でも、それは先生に対する見栄でしかなかったのです。自分で選択した大学じゃなかったから、どうしても受かりたい!っていう必死さが、決定的に欠けていました。そのせいもあってか、12月の時点でもセンターが不安定でした。このまま名大を目指していると、多分落ちるなといったような、現実がようやく見え始めました。ともかく、来年は受けられるかどうか分からないので、今年でどうしても受かりたかったので、受かるにはどうすればいいか=最も僕に適した志望校は どこか?ということを12 月から探し始めました。幸い先生の紹介してくれた大学が、ほぼ理想的な学校だったので何とかなりました。

ともかく、僕は高校時代からこのハマヨビでの 12 月まで、現実を見ようとせずに、かつての先生の一言に縋って勉強してきたんだと思います。こういうのは、どこかで必ずボロが出ます。だから、今の自分の実力、志望校のレベル、どの学校が自分にあっているか等々、そういうことを冷静に判断して、そして自分で決めていってほしいと思います。

 
ズバリ、大学に行くために一番大切なもの(こと)はどんなことだと思いますか?

どうしても○○したい!っていう強い気持ちですね。そういう強い気持ちがあれば、その前にある困難も突破できるのではないかと思っています。

 

最後に・・・ 合格したときの気持ちを表現して下さい!

なんとしても受からなくてはならなかったので、とりあえずほっとしました。後期入試の準備のため、ひたすら苦手だった小論文にとりくんでいたので、それから開放された喜びも少しあったことは事実です(笑)。

 
合格を、だれに最初に伝えましたか?? その人はどんな風に言ってくれましたか??

最初に母に言いました。僕以上に喜んでくれていましたね。親戚やら友人やら、色んなところに電話をかけて、すごく恥ずかしかったです(笑)。しかし、母の様子を見て、自分は受かったんだなあという感慨が湧き上がっていました。

高橋先生からのコメント

最初の学習カウンセリングで、「高3の秋にドロップアウトしました。」と、さわやかな笑顔で語り始めた太田くん。つらかっただろう経験をスラスラと話す太田 くんに、私は驚くとともに彼が新しい一歩を踏み出したのだと確信しました。そして今度こそ自分の進路を見つけるだろうと。
太田くんの最大の魅力は、学ぶ意欲です。勉強を楽しんでいるように見えましたね。

秋になり、そんな彼も現実と向き合わなくてはならなくなりました。私は彼が彼らしさを発揮できるようにと考えて、学びたいことが学べる学部で、得意教科を活かして受験できる大学を紹介しました。ただし、「自分で大学についてよく調べ、自分の考えで決めること」をはっきりと伝えました。それ以降は、太田くん自身が本気で自分と向き合い、自分で決めました。
過去と切り離して進路を考え直せたことは、大きな自信となったようです。

そして何よりもご家族に見守られていたことが大きな支えとなっていましたね。3月、太田くんの合格の知らせに、私たち講師・スタッフ一同、本当に喜び合いましたよ。

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